浅知恵を絞る

主にフリー乙女ゲーム/シチュエーションCDの感想をのっけてます。

「縛恋同僚」「Devil's Gastronomy2 -悪魔の美食学-」感想

※こちらは別ブログにて掲載していた記事を移転し、一部修正したものです。

個別で記事を書くほどの感想はないけど〜……って作品についていくつか書きたいいます!

「縛恋同僚」
公式サイト:乙女CD Melty Drop
レーベル:Melty Drop
声優:沖野靖広様
シナリオ:あおばよう様

商業CDです。沖野靖広さんの声が好きなので購入しました。ちなみにこれがすけべ音声CD初購入でした……。
正直なところセックスシーンが一瞬で終わるのにビックリして、えっこの世のスケベCDの男ってみんな早漏なん!?とビビっていたんですが、のちにこの作品がそうなだけと知りました。南無阿弥陀
お話としては主人公のフラフラっとした感じやラストの突拍子のなさ等、ぶっちゃけ微妙……というところ。沖野さんの演技は文句なしに素敵でした。

 

「Devil's Gastronomy2 -悪魔の美食学-」
公式サイト:http://www.masqueradecircus.link/index.html
DLサイト:www.dlsite.com
サークル:MASQUERADeCiRCUS様
声優:Kei様
シナリオ:シルヴィア・シャルロッテ

こちらは同人音声。1のほうは購入したんですがまだ聴けてません。2から聴いたのは単純にジャケットのショタが可愛かったからです……。
注意書きにグロテスクな表現を含むとあり、実際真っ先に足が胴体とおさらばするんですが、音声なのもあって怖くはないです。四肢切断や悪魔等フェチ全開でええぞ、これが同人音声や……!という要素満載です。
が、しかし!!ライターさんのフェチをひしひし感じるシナリオに対して、非常に申し訳ないのですが声優さんの技量が圧倒的に足りないと感じました。普通に喋ってる時に少し棒読み気味なのは恐ろしい行為を平然とやってのける悪魔感が際立っていてさほど気にならないのですが、濡れ場はんん?何をしてるんだ……?とかなり想像力補完が必要です。リップノイズ等も平坦でうーん……という感じ。
年齢制限つきの作品への出演は初めてとのことで、これからが楽しみです!
また、四肢切断・カニバリズムといった要素を含む女性向けコンテンツは少ないため、それらに飢えてるんじゃい!という方は購入をおすすめします(が、上記に書いたとおり音声という媒体上ややマイルドに仕上がってます)。

「お姉さんはね、今日からこの人間牧場で、従順な性奴隷として生まれ変わるんですよ。」感想

タイトルほどハードではない!!

 

「お姉さんはね、今日からこの人間牧場で、従順な性奴隷として生まれ変わるんですよ。」
DLサイト:
www.dlsite.com
サークル:紅差し様
声優:栄人様
シナリオ:藤崎様

 

こちらのサークル「紅差し」様は同人音声の中でもかなり有名な方で、シナリオもジャケットもサークル主の藤崎様ご自身が書いていらっしゃいます。中性的で美麗なジャケット画像が高めの栄人さんの声によく合っています。タイトルが購入のハードルを爆上げしていますが、私的には紅差しさん作品入門としてこれが一番オススメです(?)(そして調教モノの入門としてもオススメです)
というのも、他の作品は結構キャラクターのバックボーンが重めだったり、考えさせられるシナリオだったりするのに比べて、この作品ともう一つ(同キャラクターメインの別作品)はライトにスケベさを楽しめる雰囲気だからです。

 

あらすじはdlサイトに書いてあるまんまです。誘拐されて立派な性奴隷になるべくあの手この手で調教されます。
牧場主のお兄さんは鬼畜なタイトルに反して優しい声で、主人公のことをけっこーー贔屓しています。
そのため性奴隷としてボコボコに手酷く扱われたい人には不向きなんですが、人間牧場内ではバックに女性の喘ぎ声が流れていて、調教牧場の雰囲気は十分に味わえます(この喘ぎ声は差分でoffにもできますが、私は断然アリがおすすめです!)
同人音声ではありますが栄人さんの演技力は申し分なく、牧場主のお兄さんのちょっぴり(?)残酷な感じや、こちらをなだめる声色、濡れ場、全て多彩な表現で拝聴していてドキドキしました。

 

余談ですが、タイトルで検索するとR18のなろう小説が出てきてびっくりしました(?)
どうやら作者様ご本人が執筆されているみたいです。

 

エンディングも後味悪くなく、話は1時間弱とさっくりまとまっていて手軽に楽しめます。Let's go to 人間牧場

「Forelsketに溺れたら」感想

※こちらは別ブログにて掲載していた記事を移転し、一部修正したものです。


「Forelstketに溺れたら」
公式サイト:https://www.parasitegarden.com/
DLサイト:
www.dlsite.com
サークル:parasite garden様
声優:三橋渡様
シナリオ:蓮井子鹿様

 

 公式サイト様のほうはPCからですと少し見づらいかもしれません。スマホ閲覧推奨です。

 

超ざっくりあらすじ
「スイーツ好き」という共通点を通してSNSで知り合った人とオフ会をしたあなた。女性かと思ったら当日現れたのは男性で、しかも昔好きだったキャラクターにそっくり!
彼と打ち解けるあなただが、徐々に連絡の頻度が増え、距離を詰められ辟易としていく。一度拒んだところ、教えてないはずの家に彼がやってきて……?

 

parasite garden様、わたしの記憶違いでなければむかーしむかしに乙女ゲームを作ってらっしゃったと思います……。その頃からフリー乙女ゲーム界を大いに震え上がらせる狂気的なヤンデレ男を生み出し、バク萌えさせていただいていたのですが、同人音声でもこんなサイコ〜にサイコ(うまくない)の男を書いてるなんて天才では?

 

以下ガッツリ目にネタバレしてますのでご注意ください。
ひとくちにヤンデレと言っても最近は多様化が進んでいますが、とにかく情緒が不安定めという点において、本作のメインキャラ・羽山文人はずば抜けています。彼は主人公の好みの男性、つまりミヤビくんを演じるべくそのような姿をしてスイーツを好んでいるわけですが、素の自分とはかけ離れていると(彼自身)感じているのです。そして主人公の理想の男を演じても主人公から愛されないことに彼は苛立ちと、一抹の悲しみを覚えます。このバランスが王道にヤンデレくさくてイイ。
Hシーンは手酷くされているわけではないですがまーー無理矢理です。中出しを嫌がる主人公に中出しはシチュCDの本分だよな!(?) 主人公の体に溺れて甘い声であやしながらも、抵抗されると凶器を突きつけキレてくるあたり飴と鞭がしっかりしてて超ときめきます。


三橋渡さんのお声は初めて聴きました。キャラの設定上なのかもしれませんが、少し早口気味です。ただし演技力は本当に申し分なく、濡れ場もメチャクチャエロいです。特に怒ったようなシーンの演技が上手く、聴きながらちょっとビビってました。
シナリオしかり演技しかり、商業作品と言われても納得してしまう、むしろ商業作品以上のクオリティも持っている作品でした。1000円以下でダミヘ収録の音声が聴けてしまうの、むしろ恐れ多い気持ちでいっぱいです……。


私が音声沼にハマったのは「そこは狂った夢の淵」からなんですが、この作品にはそれに通ずる狂気を感じて相性が良かったです。とにかく今まで聞いた同人音声の中でも指折りの質の良さだったので、全人類に聴いてもらいたい気持ちでいっぱいです。

ちょっとしたお知らせ

すぎたにです!
お知らせってほど大したことではないんですが、別ブログで書いていたシチュエーション音声(いわゆるシチュCDとか女性向け音声)の感想記事を全てこちらへ移動します。
それに伴って、今後はフリー乙女ゲーム以外にも、シチュ音声や商業乙女ゲームの感想も書いて上げていきたいと思います。

 

シチュ音声感想ブログ「yugritedy」より移動するのは以下の記事です。移動完了しだい、前記事は全て削除いたします。
・「Forelsketに溺れたら」感想
・「お姉さんはね、今日からこの人間牧場で、従順な性奴隷として生まれ変わるんですよ」感想
・同人/商業音声 短い感想いくつか
・「囚われのパルマ ハルト編」感想
・「囚われのパルマ アオイ編」感想

 

はてブロの編集のしづらさが微妙に嫌いだったので、seesaaでお試しのつもりでブログを書いてたんですが、普通に広告が邪魔すぎて全部はてブロでいいじゃん!ってことで統合する運びとなりました。
あと全部一個にまとまってる方が自分が見やすい(ごにょごにょ)
カテゴリ分けはきっちり行っていきますので、今後ともよろしくお願いいたします!

「六辻のノクターン」感想


作者:杜 茶六太様
配布サイト:http://bmoyashi.xxxxxxxx.jp/
プレイ時間:1週30分程度(公式サイトより、体感もう少し短め?)

 

次は僕僕僕の感想で〜すとか言ったな。あれは嘘だ。(本当にすみません)
今回は久々のB級もやしさん!「六辻のノクターン」の感想です!

 

毎作ながら絶妙なキャラクター性、ほんのり薄暗さを感じるお話等ドツボで今回も楽しくプレイさせていただきました!
以前「棚からサンタさん」の感想を書かせて頂いたことがありますが、ゲームの雰囲気はそちらに近いです。また、配布サイト様には胸糞注意とありますが、私はそこまで胸糞悪さは感じませんでした(理由は後述します……!)

 

ちょっと注意ポイントとして、名前変換は最初に入力欄が出てくるタイプではなく、ゲームを開始してからコンフィグ画面で変更するタイプです!

 

ざっくりあらすじ
不思議な空間で目を覚ました主人公(名前変換可)は、ビーサンと名乗る男に出会い、失った記憶を取り戻すために4つの扉から出かけます。
4つの扉それぞれが失った記憶にゆかりのある地に繋がっており、主人公はそこでおにぎりという幼馴染に導かれ、この空間から出られるよう奔走する……というお話です。

4つの扉を出入りする順番や、出た先での選択肢はED分岐には影響しません。最後に黒い扉から出て以降の選択肢がED分岐となります。配布サイト様にある通り、攻略は簡単です。

私がこのゲームに胸糞悪さを感じなかったのは、「このキャラクターはどうしてその行動/思考をするようになったのか」が短い中にきちんと描かれているからです。主人公もおにぎりもビーサンも、それぞれがずるさを持っていて、特定の一人が「悪役」というレッテルを背負っているわけではないことも好感持ちまくりでした。

 

※以下ネタバレ有
4つの扉の先にあるのはビーサンとの記憶。ビーサン、おにぎり、主人公と3人で幼少期を過ごしたけれど、不慮の事故でビーサンは亡くなり、罪悪感を抱えた主人公とおにぎりだけが残ります。死者であるビーサンと生きている主人公/おにぎりの対比が非常に鮮やかな構図で分かるゲームでした。
生きていくためには、どうやったって(それが良いか悪いかは別に)変化を続けなければなりません。ビーサンにはそれが耐え難いことだったけれど、死の淵に立っている間に彼もまた変わってしまっていたことに主人公の言葉で気づく……というシーンが印象的でした。
ED6のみ全エンドクリア後?に解放されるのですが、これは言ってしまえばおにぎりエンドです。主人公のことが好き、ということ以外いまいちよく読めないおにぎりの真意が分かります。
その世界(主人公の精神世界?)にあるビーサン関連のものを消し去っていくおにぎり。その度にビーサンの姿はかすれ、主人公は彼に関する記憶を失っていきます。
そこで消えかけのビーサンの言った「……それ選んで生き地獄だったとか言うなよ。」というセリフが本当に好きです。そのあとに、おにぎりが「そういうところが嫌いなんだよ」と返すのも。
その短い会話の中に、彼らが今までどのような関係にあったのか、ビーサンがどんな性格だったのかが詰まっていてホント毎度天才のシナリオをありがとうございますとしか言えません(墓場)。

 

乙女ゲームというより、とある3人組の人間模様を覗き見るような、そういう魅力があります。ぜひプレイしてみてください〜!

 

以下余談で申し訳ないのですが、このたび「Wing Search」様に登録させていただきました!これからは感想を書いたあとぺたっとリンクを張ると思いますが、当ブログはアフィリエイトやら何やらもろもろ等はもちろん行っていないため、あまり気にしないでください(同好の士とお知り合いになれたらな~という下心はありますが……)。

www.ladygamer.jp

【!配布終了】自殺者×勇者×アンダードラック 感想

これが、フリー乙女ゲームや。

作者:藤様
配布サイト:http://ankrache.xii.jp/
プレイ時間:1時間弱

同人乙女ゲームの1番いい所は安さでも手軽さでもなく、(勿論それらも魅力の一つですが)作者のやりたいことが、やりたいようになされている点だと思います。
フリー乙女ゲームで商業並のクオリティのものは?と聞かれたら、私はPentagon Syndromeだと答えますが、フリー乙女ゲームの1番好きな作品は?という質問にはこの作品を挙げます。それくらい、思い入れがあって大好きなゲームです。

主人公はテンションが鬼のように高いショタコン喪女。顔は出ませんが個性はかなりぶっちぎっています。攻略対象という言い方だとやや不適なんですが、一応他の登場キャラクターはショタと白衣の男性の2人です。
このゲームの目標は、ショタの勇者に怪しい薬(通称ゲボマズ)を飲ませてステータスを上げ、魔王を倒せるようにすることです。ショタは勇者になるべく日々ゲボマズを飲んでいます。最初の時点では無口な子ですが、だんだん言葉を覚えてこちらに懐いてくる様子はショタコンじゃなくても癒されます……。

 

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↑勇者の育成画面。ドリンクを選んで与えます。


白衣の男性ことおかっぱ博士は、主人公に負けず劣らずの語彙力でバチバチに口の悪さを発揮する謎の男性です。神様の部下的な感じで働いているらしく、常に過労気味。

 

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↑おかっぱ博士。はちゃめちゃに口が悪い。


エンドは6つあり、うち人類が救われるものは2つ、ハッピーエンドは1つ。えっ!?
そう!!人類が救われることをハッピーと定義するなら、おかっぱ博士のハッピーエンドはありません!!(ババーン)
以下キャラ別にエンドについての感想等を書いていきたいと思います!ネタバレ部分は反転してください。

 

ショタ(勇者)
このゲームのメイン攻略キャラ(?)です。なんと名前変更可能。
彼は主人公が序盤に自転車で突っ込もうとした小学生です。主人公と一緒にクソトラックに轢かれてご臨終し、「主人公を生き返らせること」を条件に、勇者になることを決めました。
主人公は魔王を倒せば勇者も生き返ると思っていましたが、唯一の(?)ハッピーエンドことエンド1で、彼は自分が生き返らないこと、その上輪廻の輪からも外れるであろうことを知っている上で魔王に立ち向かっていたとプレイヤー側は初めて分かります。
この事実を知った後もう一度ゲームをプレイしてみると、勇者との日常になかなか思うことが出てきます。彼は日数経過で、言葉を覚えていくだけではなく、感情の表現方法まで覚えていくように見えます。
この事実を知らず、またおかっぱ博士にも何も言われないのがエンド4です。世界は救われたけれど主人公は何一つ覚えていないし、そこにはもう勇者はいない……という終わり。
私は正直ショタキャラが好きではないんですが、勇者は全然平気というかむしろ好きなほうでした。これは「勇者が甘えた態度を取らないから」というのが大きいです。どのエンドでも彼は絶対に弱音を吐きません。負けるかもしれないと分かった上で、エンド2で主人公に求婚してから背を向ける様は切なくなります。
結婚とはものを交換することだから、自分は指輪をあげるから、何かほしい、とねだる勇者。ここまで直接的にお願い事をしてくるのはこれが最初で最後。思いっきり甘さを味あわせてから普通に人類が滅亡するエンド2、私的には最高だと思います(?)


おかっぱ博士
このゲームのダークホース。
おかっぱ博士エンド(だと私が勝手に思ってるエンド3)を終えた時、今まで自分が持っていた乙女ゲーム観的なものがばらばらに崩れ去って、がつんと殴られたみたいでした。
勇者に関する秘密は大体ゲーム内で明かされますが、おかっぱ博士はフルコンしても謎の多いキャラクターのままです。それでもはっきり言えることは、彼はどんな乙女ゲームのキャラクターよりも、とびきりずるい男だということです。
だって仮にも(?)乙女ゲームの主人公に、床を舐めさせたりウジ虫ゴキブリ馬鹿呼ばわりしたりかなりバイオレンスな目に遭わせたりしてるのに、まあ主人公もどうしようもない女なのに、彼は、人類が滅亡する3分前に、結婚してって頼んだらいいよって言っちゃうんですよ。なんちゅー男や。
このゲームでは他にも人類が滅亡してしまうエンドはあります。そのときの主人公は一人、部屋で鐘の音を聞いて終末を迎えます。
だけどこのおかっぱ博士とのエンドのときだけは、横に彼がいるんです。人類がもう死に絶えるって分かってても、横には今まで散々悪態をついて暴力を振るってきたおかっぱ博士が優しくこちらを抱き寄せて、座っている。作中ずっと忙しそうだった彼が時間なんて気にしないで横でこちらと話をしてくれてるって感動は、本当にプレイしないとわかりません。11回求婚してフラれてる身に沁みます。
人類が滅亡したらおかっぱ博士もいなくなるのか、それとも生き残るのかはゲームには描かれていません。ですが、彼の横で静かに終末を迎えるエンドは決してバッドエンドではありません。おかっぱ博士は頑なに名前を教えてくれませんでしたが、鐘の音が響く中、出血大サービスだと、最期に耳打ちで教えてくれて……というエンド3。

 

主人公(名前変更可)
これは乙女ゲームなのでこの楽しみ方にケチをつけられる筋合いはないんですが(予防線)、ものすごく個性的な物言いや態度をするわりに、私は彼女にすんなり自己投影できました。
その最たる理由が自己評価の低さ、及びそれを裏付けるようなキャラクター性だと考えています。主人公は彼氏いない歴=年齢、馴れ馴れしいのに他人と距離を詰めるのが苦手、求婚は数十回だってできるのに、プレゼントを貰う時は自分が貰う価値があるのか考え込んでしまうふとした時のネガティブ思考。
選択肢では何度もおかっぱ博士に求婚できます。その度に聞き流され、最終的には半殺しにされるのに、主人公はどこかその流れに安心しているような、拒絶されることを確認しているような雰囲気があります。

以下はAnkracheさんの他ゲーについての感想・ネタバレも含んでいます。
自殺者×勇者×アンダードラック(zxy)はギャグ中心電波ゲー、ograidetは(あえて分類するなら)鬱電波ゲーと、作品の系統は全く異なる上に主人公の性格も全然違うのですが、この二つのゲームの主人公はよく似ています。
言葉や思考の端々に自己否定がちらつき、さらに他人にも自分を否定することを求める。違うのは、zxyでは自分を肯定して明るいところへ引っ張ってくれる存在(勇者)がいること、ograidetでは自分に寄り添い、一緒に飛び降りて全部終わらせてくれる存在(ストーカー)がいること。

本当に何回もプレイしたくなる作品です。30回くらい人類滅亡させてるのにまだ達成率が96%です。ごめん人類。
個人的にはAnkracheさんの作品の中でおとうとシリーズの次にとっつきやすいと思います。おとうとシリーズは他の作品とは全く毛色が違うので、本当の入門編(?)としてはこっちのが合ってるかも。
自殺者×勇者×グリターデイズに関しては個別記事を書く予定はないので、ograidetの感想記事(いつか書きます)に引っ付けようと思います〜。
お付き合いくださってありがとうございました!次はたぶん僕僕僕の萌え投下になります。たぶん!

フリー乙女ゲーム未プレイ者にススメたい良作4選

また前の更新から三ヶ月近く空けてしまいました。
今回は「乙女ゲームをプレイしたことはあるが、フリーのものはやったことがない」、「乙女ゲームに興味はあるが、やったことはない」という方向けに、とっつきやすい4作を勝手にプレゼンしたいと思います。

まず「とっつきやすい」の定義

  • 攻略キャラクターが複数いる(好みのタイプを探しやすい)
  • 長すぎず、短すぎない
  • イラストのクオリティが高く、スチルがある

以上を踏まえて、「街で噂の伯爵様」「魔女も歩けば悪魔に当たる」「PentagonSyndrome」「架谷野家の薔薇薔薇」を紹介させていただきます。
赤印は上記の「とっつきやすい」に当てはまりはするのですが、人を選びます(後述)。



1.「街で噂の伯爵様」

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作者:K9様
配布サイト:ERFOLG
erfolg.main.jp
 攻略対象:3名

ざっくり推しポイント

  • さといさんによる美麗なイラスト
  • ギャグからダーク、甘めまで豊富なED
  • 長すぎずダレない(コンプで2時間程度)

 さといさんといえば「OZMAFIA!!」「DIABOLIK LOVERS」等有名な作品も手がけたイラストレーターさんです。こちらはそれ以前の作品のため絵柄が少し違いますが、十分すぎるくらい美しいイラストが楽しめます。

↓プレイ画面(配布サイト様より)

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攻略キャラはちょっと抜けてて憎めない俺様「ヴァルトレート」、喋ることができない温和な青年「ダリム」、飄々としたロン毛お兄さん「ユーリィ」の三人。ノーマルエンド+各キャラにBADとGOOD、ヴァルトレートのみダークエンドがあります。

「ダークファンタジー」とありますがGOODには心あたたまるものが多く、暴力描写等はそこまで多くありません。が!ダークエンドでは肝が冷えます。ヤンデレが本当に苦手だ、という方や主人公があくどいのが苦手な方はダークエンドを避けて通るのが吉です。

 

ピン!と来た方は

「街で噂の伯爵様」をプレイしてみてハマった方には以下もオススメです。

 

2.「魔女も歩けば悪魔に当たる」

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作者:八色いんこ様
配布サイト:COCOON
cocoon.daa.jp
攻略対象:4人

ざっくり推しポイント

  • 軽快かつ面白い語り口
  • 個性的な攻略対象
  • やりこみ要素や攻略後のオマケの豊富さ

このゲームはとにか~~くフリーゲームならではの良さがぎゅっと詰まっています。「がめつくてしたたかだけど可愛い主人公」「一癖もふた癖もある掴めない悪魔」など、思わず愛着が湧いてしまうキャラクターばかりです。

ゲーム形式としては、OP後にマップから場所を選び、そこからイベントが発生…を繰り返して7日間過ごす→ED分岐という仕組みです。

↓プレイ画面

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↓さらに、主人公や攻略対象をお着替えすることもできちゃう斬新な機能もあります。

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攻略に詰まってもゲーム内硬貨で攻略メモが買えます。

お話は基本的にギャグです。主人公が個性強めなので少しシリアスな展開も重くならずに楽しめます。CONTINUEがバッドエンドの続きからになっていたりと、救いようのない話は全然ありません。

 

ピン!と来た方は

「魔女も歩けば悪魔に当たる」をプレイしてみてハマった方には以下もオススメです。

  • サンクコストバイアス(同サイト内)
  • Magic Romanesque
  • クアック*ガール

 

3.「PentagonSyndrome」

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作者:ヤマナカ様
配布サイト:a.ymnk-P
aymnkp.tumblr.com
攻略対象:5人

ざっくり推しポイント

  • 美麗なイラストとゲーム画面
  • 引き込まれる独特のストーリー
  • 豊富なスチルとED

とあるゲームをリスペクトして作られたとのことですが、リスペクト元をまったく知らずとも楽しめます。ストーリーはざっくり言うと「ルームシェアをして暮らしている5人それぞれの悩みを聞いて解決していく」というもので、オーソドックスな分岐ノベルゲームです。

 プロローグ後は個別ルートに入り、4人攻略することで最後の一人ルートが解放されます。

↓プレイ画面、ルート選択画面

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トーリーの根幹にある重要な設定が1~2人攻略すれば分かります。当たり前ですが「誰かを選ぶということ」は「他のひととの未来を選ばない」ということになります。ほのぼのとした部分もありますが、ひとりの人間の成長に焦点を当てた切ないゲームです。

絵柄は独特ながらもとても美しく、シナリオのすばらしさも相まって商業乙女ゲームにも負けない良作です。攻略は配布サイト様に載っておりそこまで苦労しません。

 

ピン!と来た方は

「PentagonSyndrome」はフリー乙女ゲームの中でも良い意味で異色です。あまり近い作品がないので雰囲気で以下がオススメです。

  • 死神レポート(※非乙女ゲーム
  • シルバーフープ
  • はしばみ色の瞳の中は

 

4.「架谷野家の薔薇薔薇」

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作者:ラシ様

配布サイト:いさら座

攻略対象:2人

 

ざっくり推しポイント

  • 普通の商業乙女ゲームに飽きた人向け
  • 読んでて飽きないシナリオ
  • 非攻略対象含め、ぶっとんだキャラクター

流血表現モリモリ。商業作品「ディアラバ」や「AMNESIA」が好きな方は合うと思います。攻略できるのはちょっと抜けてるけど色気のある吸血鬼「ローズ」と主婦力高めな人狼「ダークルル」の二人。兄弟二人は攻略できません。

↓プレイ画面

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何を書いてもネタバレになりそうなのですが、主人公はいろいろあって精神的に追い詰められた状況にいます。EDを5つすべて見た上で最初から始めると自動的に真相エンドへ行き、全ての伏線が回収されます。

基本的には救いようがほぼないので胸糞がso badです。

 

ピン!と来た方は

「架谷野家の薔薇薔薇」をプレイしてみてハマった方は以下もオススメです。

  • 自殺者×勇者アンダードラック
  • ロコロッカ
  • 盲目偏愛キャラメリゼ

 

まとめ

  • 乙女ゲーム自体をあまりプレイしたことがない方は「街で噂の伯爵様」
  • 面白いゲームがやりたい!気の強い主人公が好き!という方は「魔女も歩けば悪魔に当たる」
  • 何よりもシナリオ重視、泣きゲーが好き!という方は「PentagonSyndrome」
  • メンタルをボコってくるゲームが好き!という方は「架谷野家の薔薇薔薇」

となります。どれも分からん!という場合は特に上二つから選ぶのがオススメです。

 

おわりに

ここまでお付き合いくださってありがとうございました。フリー乙女ゲームは名前のとおり無料です。いつの間にか配信停止してしまうことも多々あるので、少しでも気になれば、まずはダウンロードしてみてください。

余裕があれば「一風変わった乙女にススメたい怪作4選」みたいなのを次に書きたいです。