「弟とこれからも」 おとうとぬいぐるみ 感想
前から気になってはいたのですがなかなか時間が取れず、ようやくAnkrache様の「おとうとぬいぐるみ」をプレイできました……!ぼちぼち感想を述べてます。
作者:藤様
配布サイト:http://ankrache.xii.jp/
プレイ時間:1時間弱
姉とぬいぐるみな弟が会話する感じのほのぼの姉弟ゲーです。
お互いまぁまぁのブラコンシスコン具合なので、苦手な方はご注意下さい。(ふりーむ!より引用)
Ankrache様で配布されている他ゲーをやったことのある方はわかると思うのですが、攻略難易度がとにかく高い(運要素だったり、攻略を見ても分からなかったり)、キャラクターがバイオレンスだったり、という個性強めの素敵な作品が多いです。
今回はシリアスでバイオレンスな展開はなく、また攻略もゲーム内にヒントがあるため比較的するっと進められました。ギャグでちょっと臓物が出ますが、苦手な方はシステム→右上のゲーム設定でオフにできます。
↓タイトル画面はこんな感じ
オシャレでかわいいです。このゲームでは随所に「電車」をモチーフにした演出がちりばめられています。弟くんが電車好きだからでしょうか。
イラストも、スチルらしいスチルはありませんが立ち絵が目パチしたりととにかく動作が細かくて可愛いです。
ゲームシステムとしては一周目を読んでストーリーの全貌を知り、二周目以降で「既読率」を100%にしてハッピーエンドを目指します。選択肢によってEDは2種類に分岐しますが、未読がある場合どちらもBADで、既読率を100%にしてから「きのう」に進むことで確実にハッピーエンドが見られます。
このシステムがストーリーとマッチして非常に秀逸です。すべて読むことで「弟が何を考えているのか、どういう人なのか」が分かりますし、一周目のエンディングでほぼすべて種明かしをすることで、「不完全燃焼のままとりあえず既読率を埋める」ということがありません。
一周目の主人公を見ているからこそ、ハッピーエンドで本当によかったね…!!(;;)となります。
Ankrache様のゲームは人を選ぶものが多いのですが、こちらは本当に心温まるゲームですのでぜひプレイしてみてください。
(すぐバイオレンス方面の選択肢が出るのはちゃんと系列の血を引いてるな……と思いました。笑)