「鉛の心臓」感想

大大大大好きな関口様の復帰作、ようやく感想書いたドン!!(4ヶ月ぶりの更新)

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作者:関口様
配布サイト:http://jackbox.at-ninja.jp/
総プレイ時間:攻略を見ながらフルコンプ3~4時間くらい

 

かつて神童と謳われた兄と、そのつまらない妹の話。

 (公式サイトより引用)

 

超絶ざっくりあらすじ
叔父の家に兄・辻村綾乃と二人で暮らす主人公は、高校で年下の幼馴染・江西航平と再会する。かつてのままに、兄弟のように接する航平。奇妙な距離感と壁のある兄。穏やかなクラスメイト。部活仲間。数々の人との交流の中で主人公は少しずつ変わってゆく。

 

かつて「DollyDoll」という最高にエモいサイコ近親乙女ゲームを作られた関口さんによる、今回も近親キャラ有り乙女ゲームです!!
私は好きなフリゲ製作者さんを一人答えろと言われたら奇なりさんと関口さんのお二人の名前を挙げます(支離滅裂)
今回いつにも増してとっちらかった感想文になってしまっていますが、まずこんなブログを読むより先に鉛の心臓を今すぐダウンロードしてください、全人類へ。

 

「鉛の心臓」を私のようにヤベエ近親ゲーム!?やるっきゃなーい!みたいな、こう、近親ものをジャンクフードのようにムシャムシャ食べたい気持ちでやると死人になります。というのも、(公式的には)3人いる攻略キャラクターのうちの1人はたしかに兄で、近親で、バクモエですが、残りのキャラクターも近親もので慰め程度にいるサブ攻略対象などでは決してなく、むしろメインのステーキだからです。全員ステーキ。攻略見ながらとりあえずモブぽいのからやるかと思ったら、いきなりステーキ。


それと、ヤンデレを期待するのはかなり違います。わたしの感覚だとこのゲームに病んでるキャラはまあまあいますがヤンデレのキャラはいません、強いて言うなら主人公。このゲームの良いところなんですが、「主人公に誰かを近づけたくないから」他者を傷つけようという安直な設定の野郎は一人もいません。
このゲームで一番キャラクターが濃いのははっきり言って主人公です。主人公は兄を盲信し崇敬し妬んで愛しんでいます。感情のメリーゴーランドです。一方で驚くほど滑らかに感情移入できるキャラクターでもあります。
この文章を読んでいる人は高確率で何らかのオタクだと思います。生きていく上で、誰かと出会って電流が走ったことがある人が多い気がします。恋でも何でもなくて、刷り込みに近い感じの、遺伝子レベルでこの人に逆らえないなあと思う人いません?一瞬だけでもこの推しのためならお金も身体も投げ出せるという感覚を、「鉛の心臓」では言語化します。思考という限りも形もないものを言語に落とし込むのに、このゲームでは何一つ情報を剥落させません。だから文が私というプレイヤーの思考回路と直結して「主人公は間違いなく私である」と素直に受け止められるわけです。


そしてこの、感情移入できるという長所を損ねることなく、プレイヤーと主人公の思想の乖離から来るもやのかかったような不安を楽しむこともできます。主人公の精神状態は正直まともではなく、そして文が主人公視点で進む以上、すべての物事にバイアスがかかっています。主に兄/航平ルートで分かってくる、「かみさまのこども」と信奉される兄の姿。微笑みは静謐な夜の雪、と、兄の辻村綾乃は説明されています。私が30000年石の上に座っても出てこない天才ワード!!しかし航平は引きこもりのニートだとバッサリ両断し、また、プレイヤーの目からもおぼろげにその輪郭は掴めていきます。
以下はキャラクターごとに分けた感想です。多分にネタバレを含むのでできればプレイしてから読んでほしいの気持ちです。

 

辻村綾乃
兄ルートを終えると改めて、「主人公視点で眺めていた兄」が、実際の兄とは大きく異なるのではないか?と思います。普通の人が満遍なくステ振りするところを、顔面とピアノに極振りしてしまった人類が辻村綾乃です。
ED05は糖度こそ低いですが、間違いなくハッピーエンドです。兄の妹、と認識されることが怖くて仕方なかった主人公が、友人に兄を紹介できるレベルになります。「あなたに笑える私になった。」という一文が主人公を主人公たらしめていて、このゲームは間違いなく、一人の少女の成長譚でもあると確信を持って言えます。

そして、綿貫くんの存在。公式サイトでは兄ルートの一部に分類されていますが、ED06は剣道部の後輩・綿貫くんルート、と呼ぶのが正確かと思います。何というか、少女マンガの完璧な王子様では決してないけれど、主人公の手を引いて明るいところへ連れて行ってくれる存在です。

ED07は主人公の内面に沈んでいた黒い部分が一気に発露された結果、なんですが上手い方向に進んでいく終わり方なので後味は悪くないです。妹(主人公)がおかしいのは、私たちがプレイヤーとして彼女の視点から物語を眺めている以上既知の事実ですが、妹に襲われてもなお「お前を抱きしめられる腕があって良かった」という兄。この兄妹がふんわり普通の家族と異なっていることが、でもそれが決して間違っている形ではないことが、プレイして感じられました。

兄は主人公を聖母のよう、と形容しましたが、「お前が悪魔でも好きだよ」と囁く兄の中に、私は聖母を見ました。他人の感情の機微に疎いところとかもなおさら。

 

江西航平
兄ルートに分類されてるけど完全に個別ルートの綿貫くんとは逆に、航平ルートは乙女ゲームとはちょっと一線を画しているかな、という感じです。正規EDとされているED01は航平と恋愛どうこう、ではなく「三人がそれぞれ自立した人間として共に生きていく」エンドです。

そもそもゲーム内で航平から主人公に対する恋愛感情も、主人公から航平に対する恋愛感情も(あくまで私の目線では)まったくなく、そこにあるのは依存というより、互いのそばにいるのが当然、という思い込みあるいは希望的観測です。いい意味であっさりしたキャラクターで、その割り切った思考は主人公と対をなしていて非常に魅力的でした。

 

浅野清文
わたしは彼のルートから始めました。公式サイトを見てどろどろエグヤバ兄弟模様…みたいなのを想像していたわたしは、浅野くんのルートで爽やかしゅわしゅわサイダーの多量摂取で幸福死しました……。

 ED04は浅野くんルートというかノーマル(主人公自立)エンド、ED03がちょっと糖度高めですがここで出てくる兄は他ルートと若干毛色が異なります。他エンドの主人公が自分の内側から溢れる兄への信仰心でうまく息ができてないとすれば、ED03の主人公は兄からの愛で息ができてないです。浅野くんのことを好きだと自覚しているけれど、神様である兄の、恋慕とは似て非なる愛情は主人公にとって重すぎて、簡単には抱えられません。アフターストーリーを読んで、いつかその荷物をきちんと、正しい意味で降ろせたらいいなと思いました。ちなみにED03の兄にも聖母が見えました。なんちゅーか、ダークサイド聖母……。

 

できれば時間のあるときに一気にプレイしてほしい作品です。甘さよりも登場人物の繊細な内面、人の成長に重きを置いているように感じます。ほんっと~~~に良作of良作……。どうか主人公、綾乃、航平、浅野くん、綿貫くん、歩美ちゃん、ひのきちゃん、百合子、みんなみんな幸せに、ひたむきに生きられますように。

 

(次の更新予定について)
次の記事ですが、どうやらフリー乙女ゲームの中でもヤンデレ作品を探している方が多いぽいので、ヤンデレ系作品のまとめを書きたいなと考えています(ただ製作者の方は自分の創造したキャラクターをひとくちにヤンデレと括られるのは不快かな……と悩んだり)。それから「聖なる夜の忘れ物」が非常にクオリティの高い作品で面白かったので単独感想を書きたいマンです。また、SNOWEAGLEが攻略つきで再配布されているのも知って今度こそフルコンせねば!という気持ちです。

フリー乙女ゲーム界、サイコ~~~~!!

 

Apple Musicで聴ける女性向け(乙女向け)コンテンツ曲まとめ

apple musicに加入して早数ヶ月が経過したのですが、非常にオンナオタク向けソングを見つけにくいので、個人的なまとめも兼ねて以下に列挙してみました。
できるだけ五十音順にしてはいます。また、「これもあるぞ!」と気づいた方はぜひお声かけください。追記させていただきます。


・少年漫画作品は記載していますが、BL作品は除外しています
・原則、「2曲以上」「(OP、EDではない)キャラクター歌唱曲」が収録されているコンテンツを明記しています
・シチュエーションCDも見つけ次第足してます

あ行

・アイ★チュウ
・I DOLL YOU
・ACTORS
(男性声優によるボーカロイド曲カバー集)
AMNESIA
アンジェリーク
・A3!
・EIGHT OF TRIANGLE
おそらく一部曲のみ。
おそ松さん
・俺様レジデンス

か行

家庭教師ヒットマンREBORN!
神様はじめました◎
・壁ドン!SONG
・Collar×Malice
金色のコルダ
・KING OF PRISM(プリティーリズム)
Growth
リリース1枚目のCD収録曲のみ視聴可能です。
・下天の華
・剣が君
Code:Realize

さ行

・忍び、恋うつつ
SHOW BY ROCK!!
食戟のソーマ
・Starry☆Sky
・スタレボ☆彡 88星座のアイドル革命
・STORM LOVER
戦刻ナイトブラッド
SOARA
リリース1枚目のCD収録曲のみ視聴可能です。
Solids
リリース1枚目のCD収録曲のみ視聴可能です。

 

た行

DYNAMIC CHORD
ダイヤのA
・THANATOS NiGHT
Dance with Devils
ツキウタ。
各キャラファーストシングルのA面曲のみ視聴可能です。
・ディア ヴォーカリスト
・DIABOLIK LOVERS
・Disney 声の王子様
(男性声優によるディズニーソングカバー集)
刀剣乱舞

な行

ニル・アドミラリの天秤
NORN9 ノルン・ノネット

 

は行

・幕末恋華 新選組
ハマトラ
遙かなる時空の中で
B-PROJECT
・Vitamin X
美男高校地球防衛部
一部、曲名で検索しないと出ない曲があります。
ヒプノシスマイク
・百歌声爛
(男性声優によるアニメソングカバー集)
BROTHERS CONFLICT

 

ま行

MARGINAL#4
おそらく2015年以降リリースされた曲のみ視聴可能?
・魔界王子
マジきゅんっ!ルネッサンス
ソロキャラソンは各キャラ名で検索しないと出ない曲があります。
・メガネブ!
・もう一度歌ってみたシリーズ
・妄想彼氏(ペット)シリーズ

 

や行

夢王国と眠れる100人の王子様
・癒守石(ゆもりいし)シリーズ
弱虫ペダル

 

ら行

・ライフウィズアイドル
・ Love on ride 通勤彼氏
・Ready!!!

わ行

・ワンピース

 

以下は私見というか感想というか……みたいな。
結構オトメイトapple musicに曲を出してるんですね〜!サントラ、OPEDもかなりありました。
コルダ、遙かと言った今更CDを集めにくい古参メンツが配信であるのは嬉しいです。
Rejetはタナトスナイト、ディアヴォはあるのにSEVENTH HEAVENはなくて草生えました(?)
また、アイドル系だとA3!とアイチュウ、Bプロがかなり親切仕様なんですね。ヒプマイとA3!はかなり珍しいことにCD発売とapple musicでの配信が同時です(たぶん)。

AMNESIA 感想

2013年ごろの乙女界隈では「うたプリアムネ薄桜鬼」がかなり必修科目的な感じだったと記憶しています(?)
そういや評判はよく聞くけどアムネシアやったことないな〜と思い立ち、2日間でプレイしました。

 

攻略順について

シン→トーマ→ケント→イッキ→ウキョウの順で攻略しました。三角関係の当て馬に同情するタイプなので、シンをやった後すぐトーマを攻略し、好みだったのでケントを先に、そして1番タイプとは遠いイッキを最後に、隠しキャラのウキョウへ……ってな感じです。
各ルートごとにキャラクターの設定が異なるので、誰からじゃないといけない、というのは無いと思います。1番色んなキャラクターと触れ合うことになるのはシン(と攻略制限が付いているウキョウ)、逆に他のキャラクターがあまり出てこないのはトーマです。

 

シンルート

全体を通してサスペンス要素が強かったです!特に伏線が多く、またそれに後から気づいてなるほど……と納得させられてばかりでした。
一方で甘さもしっかりあります。シンは主人公を甘やかしてはくれないんですが、大好きなことだけは行動でめちゃくちゃ伝わってきました。また、年下キャラでありながらも行動は冷静・合理的でイライラせず、年下のおいしいとこだけある!みたいな感じです。
スチルは出てきてほしいところで出てきます。顔の作画で少し気になる面はありますが、めちゃくちゃ崩れているわけではないです。
記憶喪失については早い段階でバレるので、それを隠すスリリング……といった要素はシンルートにはほぼありません。

※以下ネタバレあり
シンルートはとにかく謎解きがつきまといます。主人公の事故は本当に事故なのか?事件性があるなら、誰が犯人なのか?犯人が判明したとき、どうやって証拠を掴むのか?どんどん出てくる新しい疑問に、シンは回転の早い頭ですいすい解決していきます。
彼は非常に言葉尻が冷たいですが、ハッピーエンドのスチルでめちゃくちゃ胸が苦しくなりました。大事な人を傷つけてしまったことに、何も感じていないわけじゃないことがはっきり分かる、文句なしの良シナリオでした。
主人公に男として意識されたい、という年下らしい焦りが垣間見えるのも萌えます。
また、彼の場合はノーマルエンドも結構甘く仕上がっているのでBADが苦手なオタクも回収推奨です◎

 

トーマルート

トーマルートとシンルートはかなり対になっている印象を受けました。シンルートは一通り主要キャラが出てきますが、トーマルートはほとんどトーマと1対1で、彼を相手にどう立ち回るか、というのが鍵になります。
スチルが不遇な印象を受けました。何となく寄り目気味……?1番作画がいいのが1番最初に出てくるスチルって……と思わずツッコミたくなります。また、幼少期の記憶等で枠を取られているため体感他キャラに比べてスチルが少なく感じました。

※以下ネタバレあり
ネタバレなしで語るの難しい……!!
まず、シンと対になっていると書きましたがこれは良くも悪くも、というより悪い面が強いです。シンルートが文句のつけようがない良シナリオだったために、それと対にしようとなるとまあ必然と……。
かなり早い段階で軟禁されるため、他キャラクターと顔を合わせることが滅多にありません。主人公がバイトに行かないのも、記憶喪失前に攻略キャラと恋仲ではないのもトーマルートだけです。
また、トーマの良さを私は「主人公のことを異性として好いていながらも、シンと主人公、2人の兄でいることを捨てきれない」点にあると思っていたのですが、トーマルートでの彼はシンをあっさり切り捨ててしまいます。
シンルートで、シンはトーマを追い詰めたことに(感情発露が少ない彼が)泣くくらい苦しんでいたのに、トーマは別にそんなことない、というのが引っかかりました。一方で、シンルートで感じた彼の嘘のうまさ、何枚も上手を行く恐ろしさも軽くなっているように思いました。
キャラクターとしては非常に立っているのに、それを活かせていないシナリオだなと感じます。さらに、ネタバレなしゾーンで書きましたが彼は幼少期の姿で2枠、監禁して檻に入れるシーンで2枠、下着を買いに行くシーンで1枠スチルを取られているため恋愛シーンがとても少ないです。

 

ケントルート

一番乙女ゲーらしいシナリオでした……!全体通して見たら一番甘いと思います。あと主人公があんまり(?)死なない。とにかく理系男子が好きな女なのでメガネの理系大学院生というだけで好感度が3億くらいあったんですが、それを差し引いても良シナリオです。
ケントルートは主人公が記憶喪失であることが上手く活かされていました。主人公が記憶を失ったことをきっかけにケントとの距離がどう変わっていくのか、ケント自身もどう変化するのか、というのがプレイしてとても楽しめました。
私感ですが、スチルの崩れが一番少ないように思います。人によっては立ち絵の顎が気になるかもしれません……。

※以下ネタバレあり
ケントも大体の他キャラと同じく、「記憶喪失前に恋仲だった」パターンなのですが、他キャラは上手く行きそうだったところで記憶喪失になったのに比べ、ケントは「衝突してばかりで上手く行かない恋人同士」の状態で記憶喪失になるんです。
記憶喪失前の主人公は、商業乙女ゲームの中ではやや気の強い方、といった印象を受けます。そんな主人公と、合理の名の下に感情を蔑ろにしがちなケントはまさに犬猿の仲。ケントに言いくるめられて付き合うことになっても、喧嘩ばかりしていました。
それが主人公の記憶喪失によりケントの持っている感情、合理だけじゃない考え方などが見えてきて、だんだん上手くいくようになります。「主人公の記憶が戻ったらまた嫌われるんじゃないか?」という恐怖と、主人公を助けてあげたい、という気持ちの間で葛藤に揺れる姿はかなり萌えました。
また、オリオンの存在を受け止めてくれるのは全キャラ中彼だけです。最初はキツい性格と感じるかもですが、主人公を好きなことがかなり分かりやすい方のキャラなので安心してプレイできます。

 

イッキルート

わたしは女たらしキャラが非常に苦手なので4キャラ中一番後回しにしましたが、思った以上に良かったです。ただBADのタイトルが怖いので彼とウキョウはBADとノーマルを回収してません……。
甘さはしっかりありますが、「本当にイッキを恋人として信頼できるのか?」どうか分かるのが他キャラと比べて遅く、そこが謎を生み出していて、シナリオも良くできていました。
谷山紀章さんの演じ方がキャラクターにまさにぴったりで驚きました。優しく品が良く、それでいて色気のあるイッキをまんま声で表現されています。
スチルは所々寄り目が気になりますが、おおむね美麗です。キスシーンや密着も多く、必要なシーンにきちんと挿入されていると感じました。

※以下ネタバレあり
イッキの態度から本当に主人公を好きなことは伝わってくるのですが、彼が「あと〜日しかないのに……」と言うのが別れへのタイムリミットに聞こえてしまい、なかなか彼を信用できないために記憶喪失を打ち明けられない、というのがこのルートのミソだと思います。まさか同棲するか決める期限だとはわからなかったので、私はふつうにビビってました。
イッキは体質から友人ができないことに苦労していましたが、彼のルートでのケントは友人としてかなりいい味を出してました。わたしは童貞厨なのでこの世界線のケントには彼女がいたことがあるのか……ってショック受けましたけど(?)
エンドは正直あんまり納得いってないです。イッキがファンクラブの動向にあまりに鈍すぎるし、処罰の方法も甘すぎると感じました。てか処罰になってね〜〜〜!私が彼女なら一生近づくなボケナスって言っちゃう〜!!!

 

ウキョウルート

彼のルートに入る前にみんな一度は彼に殺されてると思うんですが()、設定もかなり想像していたものとは違って新鮮に楽しめました。ハッピーエンドがしんどすぎてとてもBADやノーマルを回収する気になれませんでした……。
こちらは良い意味でシンと接し方が対になっています。色んなキャラと仲良くするところはシンルートと一緒ですが、シンと違いウキョウは一線を引いて接することを要求します。キャラクターの登場具合や話のまとまり方としても、最後にふさわしいキャラ、シナリオだと思いました。
スチルはなんと!彼だけキスシーンが一枚しかないです!笑
が、その一枚はかなり綺麗ですし、全体を通して必要な部分にはきちんとありました。

※以下ネタバレあり
彼が一般的にヤンデレと呼ばれるキャラと明確に一線を画す点は「正気のままでいる」点だと思います。彼は正気のまま主人公のために死に続けると言う行動を選び、正気であるがゆえに死を恐れて人格が分割し、また正気のままの自分がいるために、その行動を嘆きまた別の世界へ移動する。本当に、今まで知るどんなキャラクターともタイプが違うと感じました。
特に、本来のウキョウはあまり気が強い方ではなく、穏やかで非力な青年であることがしっかり描写されているため余計に彼の行動に切なくなりました。
「君を誰より……そう、俺自身より大切に思ってる」「俺は何度君と出会って、何度君を失ったかもう数え切れないけど、俺は今も、今でも、君を愛してるよ」という台詞全て、本当に文字通りで、何度も何度も読み返しました。
また、アムネシアを特徴ある乙女ゲームたらしめているのもウキョウルートだと思います。通常乙女ゲームは複数エンドがあってもそれらはパラレルな出来事であり、繋がっていないのですが(そしてウキョウルートに入るまでそれはアムネも同様ですが)、ウキョウの「主人公が8/25まで生きていることを見届けるため、さまざまな世界線を移動していた」という設定により、アムネシアという大きな括りの中でパラレルルートは全て共存していたということが分かります。主人公がシンと付き合ってたのも、ケントと付き合ってたのも、ウキョウにとって(ひいてはプレイヤー側にとって)全て真実である、という点が非常に良かったです。
そして攻略制限により、全員と付き合ってからでないとウキョウルートに入れない、というのは結構残酷だな……と思いました。笑

 

まとめ

個人的なランキングだと、
シナリオ:シン>ケント=ウキョウ>イッキ>トーマ
(全員のキャラクター像がしっかり分かり、恋愛要素とサスペンス要素を両立させているシンルートが一番。記憶喪失を上手く活かしたケントルートと、一人のキャラクターの性格や行動理念を丁寧に描写したウキョウルートが二番。不完全燃焼感が否めず、糖度も低めだったトーマルートは微妙なのでイッキルートが三番、といった感じです)

好きなキャラ:ウキョウ=ケント>トーマ>シン>イッキ
(完全に好みの問題です!!ウキョウはシナリオで惚れ、理系男子が好きなのでテンプレなケントと二人で同率一位。兄属性には弱いのでトーマが3位。年下だけどガツガツ来るし頭も切れるシンが4位です。ただ本当に全員魅力的なキャラクターでした)

以下は2018年10月現在、プレイしてみての蛇足というか個人的に思うことというかそんな感じです。
囚われのパルマ然り、Makes〜私のセイ〜然り、ここ数年爆発的に売れる乙女向け作品というのは主人公という個性ある1人の像を通さないで、直にプレイヤーがキャラと触れ合える、という特徴があります。アムネシアは2012年の作品ですが、主人公は記憶喪失で個性が抜け落ちているために、「ほぼ終盤まで選択肢以外一言も発さず、思考もウィンドウに出てこない」というのは、かなり時代を先取りしていて驚きました。だからこそ、記憶が戻り普通の乙女ゲーム形式に戻ったときはちょっと戸惑いましたが……。
最近は夢女子という言葉が広がり、乙女ゲームをやらない夢女子というのもスタンダードになってきました(個人的にこの傾向が大きくなったのはうたプリか黒バスからかな?と思っています)。そんな中でもアムネシアは、上記の造りのためにかなりやりやすい部類だと思います。


私はスマホでプレイしたんですが、これで2800円はお得の極みなので全人類購入推奨です(^-^)♡
欲を言うとニルアドとBAWがスマホでできるようになってほしいです……!お願いオトメイト〜〜!

DIABOLIK LOVERS ドS吸血CD Vol.6 逆巻シュウ 感想

「DIABOLIK LOVERS ドS吸血CD Vol.6 逆巻シュウ」
公式サイト:「DIABOLIK LOVERS」ポータルサイト
レーベル:Rejet
声優:鳥海浩輔さん

 

9月上旬に旅行に行ったのですが、暇つぶしに入ったゲオで何と中古シチュエーションCDが投げ売りされており、欲望の赴くままに十数枚買い散らかしてしまいました……。
そんなわけで(?)2012年発売、有名どころド直球が過ぎるディアラバシリーズの無印、長男編の感想です!昨日の晩寝かけながら聞いてたんでかなり適当です、ごめんなさい。

 

コアなファンの多い作品ですのでまずわたしのディアラバ知識について記しておくと、アニメ1期視聴済、モアブラは出た当初ルキ・アズサ・アヤトを借りて聴きましたがかなりうろ覚えです。ゲームは無印を購入しましたがライトとスバルしかやってません()。

古い作品にたまにあるぽいんですが、ディアラバ無印は全部トラック分けがされてません。途中から聴き返したくなったときにちょっと不便……。取り込んだ時に見た感じだと1枚につき40〜55分?くらいです。

 

ざっくりあらすじを書こうにも暴言と吸血しかされてないんでだらだら書きます(?)

雨の日、傘を忘れた主人公(聴き手)。シュウを見つけますが彼も傘を持っていないらしく、雨宿りを提案するもすげなく断られます。じゃあ走って帰ろう、と言うと彼は走るのもだるい様子。
これは第六弾なので説明が省かれてるんだと思いますが、一応主人公は逆巻家に居候しているという設定です。帰る道が同じなので一緒に帰ろう、ということですね。
アニメだと学校が遠いため兄弟まとめてリムジンで通学してたと思うんですが(たぶん)、ここらへん原作は違うんですね……。

 

雨なのにフラフラした雰囲気のシュウを放っておけない主人公は引き下がります。しかし、シュウは水たまりの中に主人公を突き落とし、手を思い切り踏んづけます。
いや、なんだこいつ…………。

このCDで珍しいなと感じるのは、初めから主人公→シュウの好感度がマックスなことです。ここまで酷い目に遭っても主人公はシュウの身を案じ、彼を引っ張って走って家まで帰ります。一方でシュウからの好感度はマイナスなわけですが……。
なんというかこの時点で、気分はドS吸血CDというより「要介護DVおじいさん(CV.鳥海浩輔)」です(暴言)

 

何とか帰宅した2人ですが、シュウは風呂にも入らず寝る!と自室に戻ります。お前は反抗期の中学生男児か。
風邪を引くから、と主人公は着替えを強要しますがシュウは聞く耳持たず。そんなに着替えさせたいなら勝手に着替えさせれば、と言われ、主人公は何とシュウを脱がす暴挙に出ます(!?)
しかし脱がせている途中にだんだん恥ずかしくなり、動きの止まる主人公。そんな彼女にシュウは「自分を脱がせたんだからお前も脱げ」と言い、人肌で温め合うことに……。(以下濡れ場につき略)

 

いや書いてて突っ込みどころが満載で申し訳なさがすごい(!?)
いつもディアラバを聴いていると途中で具合が悪くなるんですが、それでも見つけて安いと買っちゃうのなんなんでしょうね。声以外全然好みにかすらないのに聴いちゃうのオモロすぎですよね……。

 

濡れ場半分寝かけてたんで箇条書きでツッコみます。ネタバレ容赦なくしてます。

 

・上に書いたように、主人公のシュウに対する好感度が高すぎます。いいところになってもシュウに「醒めた」と言われ、吸われたいなら他の兄弟のところに行けと言われても彼女はシュウのところに居座ります。正直言って聞き手側の感情が置いてけぼりだなと感じました。

・キャラクター側から痛いことをされるのはまだ平気なんですが、自発的に首をナイフで切るよう命令され、(浅い傷ながらも)自傷するシーンはちょっとかなり引きました(˙◁˙)

・全体通して、聞き手側(主人公)の言葉を反復することが多く、聴いていて違和感を覚えました。これは古めのシチュCDによくあることぽいので古参の方は気にならないと思いますが参考までに……。

・このCDでは両思いにはなりません。完全に主人公→シュウの一方的な依存に終わります。ちなみにモアブラやそのあとを聴いてないので幸せになるかどうか私は存じません()

・序盤の雨のシーンの尺がまあまあ長く、吸血CDの割に吸血シーンはかなり少ないです。無印はライトも聴きましたが同様に吸血シーンが少なかったです(モアブラではもう少し増えてたような覚えがあります)。


有名な作品の初段ということで、ここから聴き始めてみようかなという方もいらっしゃると思うのですが、素直にオススメしません。
じゃあゲームならいいかと言うと、ゲームもストーリーがあるというより小話を詰めて無理やりEDを引っ付けた感じなのでこれもあまりやる意味はありません。
ディアラバに関しては(最新作のCM等見ると)シリーズが新しくなればなるほどキャラ→聞き手の愛が増しているように見受けられます。キャラ設定だけ頭に入れて、新しいものから聴くことを私はオススメしたいです。

「囚われのパルマ アオイ編」 感想

※こちらは別ブログにて掲載していた記事を移転し、一部修正したものです。


前回「囚われのパルマ ハルト編」の感想を書きましたが、今回は第2弾のアオイ編です!前もベタ褒めしてたんですけど今回もヤバイ。ちょー私見なんですけど、アオイの顔がド好みなんですよね。顔も声もぶっちゃけハルトより好みなので面会とか正気の沙汰じゃなかったです。

 

今回はCVが内田雄馬さんなんですが、演技が非常に素晴らしかったです。ハルトは性格的にボソボソ喋るのかな、と思いつつも終盤で多少抑揚の物足りなさを感じましたが、内田雄馬さんのアオイは親しみやすく、演技すぎない喋り方で大満足でした。

 

彼女に関する記憶を失っているアオイ。色々わけがあり(雑な略し方)アオイの彼女のふりをしながら、本物の彼女に関する記憶を取り戻そうと奮闘する……というのが今回のストーリーです。


記憶喪失のイケメンを前に、彼女だと偽る背徳感がハンパないです。思い出せないことに謝罪するアオイを見てると、思い出なんかないんだから当然やで……とこっちが土に埋まりたくなります。

 

以下ネタバレです!

全体的に胸が締め付けられるストーリーが多いです。騙していることに対する罪悪感だけでなく、アオイの考えていること、隠し事が割と不透明なため彼の言動にわりとグサグサ刺されます。
エピソード4でとうとう本物の彼女ではないことがバレるのですが、そのシーンでのアオイの言葉にめちゃくちゃ傷つきました。
また、このゲームの魅力の一つに、奇特な設定を納得させるリアリティが挙げられると思うのですが、システムの都合上EP4後(彼女ではないことがバレ、アオイと微妙に距離ができてしまった後)も彼女ぽいラインが送れてしまうのが少し不自然に感じました。


そしてネタバレなしゾーンでアオイをageまくりましたが、私は攻略キャラクターの元カノ/母親等が物語の根幹に深く絡むのが非常に苦手で、今回EP3終盤以降進めるのにとても苦労しました。
特にアオイは前半から甘い言葉をかっ飛ばしてくるので中後半でこう来たか、と頭を抱えました。
後述しますが、追加課金で買ったエピソード4第三面会延長でスマホをデコにくっつけろ!と強要された後「やっぱ彼女のことが忘れられない。ごめん……。彼女の力になってやりたい……」とか言われた時はリアルに泣きました。いや、最後まで夢見せろよ、言っていいことと悪いことの区別をつけろよ……。というかそういう大事なことは本編の面会で言えよ……。今部(主人公にアオイの恋人のフリをするよう強要した男性)と歩いてるの見て傷ついた!とか言うからこっちに気があるんだと思うやん。
そんなわけで面会延長を購入する場合、ハルトならエピソード後半(2人の距離が縮まっているため)、アオイならエピソード前半(恋人だと思ってくれているため)をお勧めします。
てか自室で彼女のこと「好き……だったのにな……」とか言ってんのにこっちにお守りくれても悲しくなるだけですよね。クエストでアオイがくれたお守りを見ても辛さだけが増しました。

 

一方で元カノ系の話題が地雷じゃない方にとっては今回のお話は非常によくできていて、感動できるストーリーだったと思います。アオイが彼女を好きだったのは本当で、今プレイヤーを好きなことも本当です。
この手の乙女ゲームでは「元カノはいたけど初恋はお前」みたいなパターンが多いのですが、アオイの場合は彼女にもきちんと向き合っていて、(それが尚更辛くもあるのですが)アオイの性格を損なわない設定で良かったな、とも感じました。

 

まだ1周しかしてないんですが、私はエンド2に到達しました。話を聞く限りBADエンドはないものの、ベストエンドはエンド3みたいですね。
たしかに留学っていうのも脈絡がなくて突然すぎるし、数ヶ月待たされた上にさらに数年待たせるのか……とキレそうになりました。でも画面の中の私は待つのに慣れてるそうなのでいくらでも待ってやる……(?)

 

また、今回もいくつか面会を追加購入しました。買ったのはメモリアル面会「恋人を扱うように優しくね」「メロディに身を委ねて」「俺をそんなに試したいの?」、エピソード2〜6の第三面会延長です。なんかあらすじ見て惹かれるものが第三面会ばっかりなんですよね。
前述の通りエピソード4の第三面会延長の購入は(私は)非推奨です。買わなければ心の傷が一つ減ります。
この中で一番のおすすめはメモリアル面会「俺をそんなに試したいの?」です。エピソード後半で購入可能になるので、ぶっちゃけ本編にはそんなに甘い雰囲気はないのでさが、この面会は甘さがマッハなのでオアシスです。

 

消化不良感が半端ないので、ひと段落ついたらまたエンド3目指してプレイしようと思います。
ハルト編同様推せる要素だらけなので、ほんっとちょっとワンコインランチくらいの気持ちで購入してください……!

「囚われのパルマ ハルト編」感想

※こちらは別ブログにて掲載していた記事を移転し、一部修正したものです。

今更パルマやってんの、何周流行に乗り遅れてるの!?って感じだけど、続編がどーやら出るようなのでやっとこっかなーと思って手を出しました。どうやらリリース当初は全メインエピソード購入に2000円ほどかかったそうですが、2018年9月現在、何と600円で買えます。スケベ音声より安い!カプコンの安心クオリティ!買うしかねえ!

 

・どんなゲームか
諸事情あり、記憶喪失の男性「ハルト」の記憶を取り戻す相談員として働いてほしいと言われる主人公(名前変換可)。自由に出入りのできない孤島で、ぶっきらぼうな彼と少しずつ親交を深めるのが目的のゲームです。

 

しょっぱなの展開はどうにも急な感じが否めませんが、「囚われのパルマ」のすごい点は、この突飛な設定にプレイヤーを没入させるべく、さまざまな工夫を凝らしているところです。たとえばリリース直後から話題になっていたガラス越しの面会。スマートフォンの画面を逆手に取る仕組みで、壁一枚隔てて切なそうな顔をするハルトにときめきで頭ごと突っ込みそうになります。
また、このゲームには彼とチャットをする機能があるのですが、話題は島を探索することでどんどん増えていきます。1章ごとにお金を払うだけあってこの話題が非常に豊富で、送っても送ってもなかなか尽きません。また、同じ話題に関して送るとどんどん話が進んでいき、最終的にド美麗なスチルが貰えたり、120円の課金でアフターストーリーが読めたりと、介護がかなり手厚いです。

 

さらに、監視カメラで顔がいい男の無防備な姿をガン見できるのも最高です!!無防備に鼻歌を歌うイケメン、私の送ったパンツを履くイケメン、パンイチでチャットの返事をするイケメン……。えっ何気無いチャットパンイチで送られてるってメッチャ興奮しない?(しません)
3Dモデルもとっっても美しいです!とくに鼻筋!表情に大きな変化がないことがよりリアルさを引き立たせていたと思います。かすかに目線が下を向くのとか、うつむいた時のまつげの長さとかいちいちめっちゃドキドキする。

 

エピソード1が終わった時点では、ぶっちゃけハルトの性格は好みじゃないな〜(´ ˙○˙ `)と思っておりました。根暗だったり自信のなさそうな男が苦手なので、ハルトのぼそぼそした喋り方もあまり得意ではなかったのですが、恋愛要素に惹かれたというより、サスペンス風味のストーリーが気になって徹夜で終わらせました。たぶん頑張ったら4時間くらいで終わらせられそう……?私はブログを書いたりツイッターを書いたりご飯を食べたりしながら、だいたい8時間くらいかかりました(クエストスチル全回収)。探索→差し入れ→チャット→面会→探索みたいな感じで、まだ1周目ですが2周目以降は作業ゲー感がつらくなるかも。

 

特筆すべき点に、主人公の性格があると思います。たとえば乙女ゲーム等の選択肢はホンマに同一人物か?と疑うようなセリフの二択が選択肢だったりするのですが、パルマはわりとどの選択肢も同じ人が言っておかしくない感じです。選択肢の意味がない、主人公の性格が選びづらいと言った欠点はあるかもしれませんが、昨今の乙女系コンテンツを見ていると自己投影のしやすさが明暗を分ける鍵になっているので、これはけっこーな長所じゃないでしょうか。

 

以下ネタバレありです!
泣けるという前評判の割にわたしは泣きませんでした!急いでいたので終盤かなり駆け足気味にプレイしてしまったんですが、実は記憶を失っていないハルトと2人で暮らすEDになりました。3つEDがあるそうですが、どれがBADでどれがHAPPYとかそういうわけではないようなので、またのんびり回収したいと思います。


ハルトの思い出の女の子が主人公なのはかなり序盤で分かるのですが、主人公がなかなか思い出さないのでこっちがやきもきしました。主人公はなぜ島でのことを忘れていたんでしょう?私だったらあんな美少年絶対忘れないのに……(?)


後から考えると、ハルトは典型的な理系男子キャラですね。自分に自信のなさそうな喋り方をするけど言いたいことははっきり言うし、論理的な考えをしています。ハルトがシーバイブの研究者だったことが分かった時もなるほど〜と納得しました。個人的に政木さんがタイプだったので政木さんに幸せになってもらいたいな〜と思いました。まあ、涼子さんはハルトの父親と結婚してるしとっくにお亡くなりになってますが……。


延長面会はいくつか欲に負けて購入しましたが、お布施以外の目的ではあまり購入する意味はないかも?特別甘いというわけではなかったです。メモリアル面会は雑誌のくだりのやつだけ買いました。

 

値段に見合わない大ボリュームで非常に満足のいく作品でした!続編?新編?で話題が再沸騰している今、プレイをおすすめしたいです。とりあえずバイト終わったらアオイ編も買います(^-^)

「縛恋同僚」「Devil's Gastronomy2 -悪魔の美食学-」感想

※こちらは別ブログにて掲載していた記事を移転し、一部修正したものです。

個別で記事を書くほどの感想はないけど〜……って作品についていくつか書きたいいます!

「縛恋同僚」
公式サイト:乙女CD Melty Drop
レーベル:Melty Drop
声優:沖野靖広様
シナリオ:あおばよう様

商業CDです。沖野靖広さんの声が好きなので購入しました。ちなみにこれがすけべ音声CD初購入でした……。
正直なところセックスシーンが一瞬で終わるのにビックリして、えっこの世のスケベCDの男ってみんな早漏なん!?とビビっていたんですが、のちにこの作品がそうなだけと知りました。南無阿弥陀
お話としては主人公のフラフラっとした感じやラストの突拍子のなさ等、ぶっちゃけ微妙……というところ。沖野さんの演技は文句なしに素敵でした。

 

「Devil's Gastronomy2 -悪魔の美食学-」
公式サイト:http://www.masqueradecircus.link/index.html
DLサイト:www.dlsite.com
サークル:MASQUERADeCiRCUS様
声優:Kei様
シナリオ:シルヴィア・シャルロッテ

こちらは同人音声。1のほうは購入したんですがまだ聴けてません。2から聴いたのは単純にジャケットのショタが可愛かったからです……。
注意書きにグロテスクな表現を含むとあり、実際真っ先に足が胴体とおさらばするんですが、音声なのもあって怖くはないです。四肢切断や悪魔等フェチ全開でええぞ、これが同人音声や……!という要素満載です。
が、しかし!!ライターさんのフェチをひしひし感じるシナリオに対して、非常に申し訳ないのですが声優さんの技量が圧倒的に足りないと感じました。普通に喋ってる時に少し棒読み気味なのは恐ろしい行為を平然とやってのける悪魔感が際立っていてさほど気にならないのですが、濡れ場はんん?何をしてるんだ……?とかなり想像力補完が必要です。リップノイズ等も平坦でうーん……という感じ。
年齢制限つきの作品への出演は初めてとのことで、これからが楽しみです!
また、四肢切断・カニバリズムといった要素を含む女性向けコンテンツは少ないため、それらに飢えてるんじゃい!という方は購入をおすすめします(が、上記に書いたとおり音声という媒体上ややマイルドに仕上がってます)。